ここ何回か、ブレーキから「キーキー」音。 以前も時々あって、何回かブレーキをかけているうちに消えることが殆どだったが、今回は消えない。ディスクブレーキローターを清掃してもダメ。面倒なので交換することにした。音は前輪のみ
先ずはバイクをひっくり返して前輪をはずすし。割ピン先を延ばして抜く。
抜いた割ピン(割ピンを外すのは3回目、何度も曲げ延ばすと折れるが、今回はセーフ)
パッドを引っ張り出す
左が外したもの、右が新品。古いものは黒い(ブレーキローターの削れた微粉の色か焼けたのかはわからない)
新品セット、片側のパッドに押さえばねをセットする(乗せる)
もう一枚のパッドを押さえばねにセットする(乗せる)
一体になったものをキャリパーに差し込んで
ピン穴が合うところまで方向を確認しながらゆっくり押し込む
ピンを入れて、ピンの先端を曲げる(ピンが抜けないように)
ホイールをセットする
事前にブレーキローターを清掃したウエスの汚れ
パッドもアルコールで拭いてみたが表面の変化はなし
使用した道具類
手術した指がまだ腫れているのでライドはできない(家族から止められている)ので、音が出ないようになったのかは不明。
本当は後輪も一緒に交換しようかとも思ったがおおよそ1800kmで交換の所、まだ460kmなので次回一緒に交換する。もともとくねくね林道の下りでは前輪ブレーキを多用するので、これで前輪をガンガン使える。音がしなくなってれば。
気になったのでディスクの厚さを確認した。(単位:mm)
前輪 前回 1.70(ノギス) 今回1.48(マイクロメーター)
後輪 前回 1.75(ノギス) 今回1.58(マイクロメーター)
ディスク交換の目安が厚さ1.5mmなので、なんとすでに交換時期じゃないか。現在までの走行距離は3751km。意外に早いが走行距離のおそらく40%くらいが下り坂なのでそんなもんなのだろうか。直近450km走行で0.22mm/0.17mm減ったというのか? 直近の減りが異様に早い。だが前回のノギス測定が不正確だったのかもしれない。あるいは面が荒れだして早まったのかもしれない。
ネットでいろいろ見るとノギスでは測れないという意見があるのだが、目盛り上はノギス0.05mm、マイクロメーター0.01mmまで読めるので、正しく測れれば(測定面がぴったり合っていれば/斜めに挟めばそれだけ大きい方に誤差が出る)ノギスでも判断はできそうだ。マイクロメーターの場合はラチェットが付いているので、微妙に振動させながらラチェットを回せばかなり測定面がぴったり合って正確に測れる。今回はマイクロメーターでの測定なので信用するほかない。(JIS1級 ノギスの精度は300mm以下は±0.05mm、マイクロメーターの精度は100mmで±3μm 一般に推奨されるのはノギス0.0 マイクロメータ0.00の桁の測定)
交換は見たところそんなに難しそうでもないので自分でやってしまおう。
早速メーカーのスペック表をネットで確認すると前が160mm、後ろが140mmとあり、実測してもその通りなので発注。前後2枚で約5千円ほど。ブレーキパッドと140mmの値段があまり変わらないのに驚いた。もっともディスクは板を切り抜くだけだが、パッドはもう少し手が込んでいるので当然かも。
到着が楽しみだ。